テクニカル指標と銘柄の相性 / スイングトレード 基礎〜実践

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  テクニカル指標と銘柄の相性

 選別編

今ではスクリーニングツールも充実し、テクニカル指標の売買サインまでも表示してしまうような無料ツールもたくさんあります。

いざ、そのような売買サインに単純に従って取引を実践して、多くの利益を出せている方はいますか?恐らく多くはいないだろうと思います。

何故、売買サインが通用しないのかというと、これは「銘柄とテクニカル指標との相性」の問題といえます。

各銘柄には、移動平均線のゴールデンクロスと相性が良い銘柄、MACDの売買サインが通用しやすい銘柄など、あるいはテクニカル指標自体が通用しない銘柄、と様々です。

例えば、現在ある銘柄で移動平均線がゴールデンクロスしたので買いたい、という場合、もう少し視野を広く向けて、チャートを見てましょう。
過去にゴールデンクロスした時、その後のチャートの動き方はどうだったかという検証は非常に大事です。
加えて以下の項目にも目を配ってみましょう。

@その他の指標を見てみる
・ゴールデンクロスはしているが、その他の指標(例えばMACD)では売りサインが出ているのではないか。

A過去のチャートパターンから上昇の動向を探る
・うまく上昇していた場合、何日で何%ぐらいの上昇をしていたか。

B過去のチャートパターンから押し目の限界を探る
・ゴールデンクロスをしているにもかかわらず、その後すぐに下落していた場合、何%ぐらいまで下げているか?

このように、常に疑いをかけて銘柄を選別しましょう。自信を持って買う銘柄ほど、たいしたパフォーマンスを得ないものです。何故なら、1つの材料に頼りすぎて、他の悪材料を無視してしまうためです。


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